空の彼方へ
「ん?なんだ?」



「…アモールを…アモールを一緒に倒させて…」


「え?!ど、どうして?!」


アミストが驚いた顔で彼女を見ると彼女はうつむきながら言った。



「私の両親は特別な治癒力を持つ医者だった…1日何人もの怪我人を治していたわ…アモールによって怪我をした人達も…多分それが原因で、私がまだ小さいときにアモールに連れて行かれて…それっきり帰って来なくなって…」


「……」



少女はまだ話を続ける。


「あとで聞いた話によると…私の両親…アモールに殺されたんだって…だから私…どうしても…っ」




「ティーラ、行け、行って勝って来い」



「え?」

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