空の彼方へ
突然あの医者が部屋に入って来た。


「たのむ…ティーラを連れて行ってくれ…こいつの両親は俺の師匠でもあるんだ…だから…」


「え?そんなのいきなり言われても」


アミストは突然の言葉に慌てる。


「…わかった、来い」


レストが真顔のまま少女を見て言った。


「…いいの?」



「ああ、お前がアモールを倒したい気持ちはよくわかったから…」


「ありがとう…あ、私はティーラ・ニールスト、よろしくね、あ…それと、私の知り合いで私みたいにアモールにすべてを奪われた人がいるの、その人も一緒でもいいかしら?多分私と同じ気持ちだと思うの…」


「俺はかまわないけど…チェール、アミスト、いいか?」


「え?いいけど?」


「うん、いいわよ」


「よーし、じゃあリァリィが動けるようになったら行くか」


こうしてレスト達はティーラを仲間にした。



< 31 / 187 >

この作品をシェア

pagetop