空の彼方へ


「世界が滅亡されちゃ困るんだよ!!」


レストは勢いよくその女を切りつけた。


しかし、女は傷ひとつできない。


「滅亡じゃないわ、哀れな人間どもを消してアモール様のために世界を作ってるのよ!そのためにはあんた達が邪魔!さっさと消えるがよいわ!」


彼女はレストの攻撃をするりとよけ、自分の魔術をレスト達に攻撃した。


「うわ!!」


レストはその女の攻撃によりその場に倒れる。


「レスト?!大丈夫?」


倒れたレストを見たティーラはアモールの手下の女をじろりと睨んだ。


「…こんな風に人間を簡単に傷つけることができるのね…あなた達…そんなの…そんなの…」

< 34 / 187 >

この作品をシェア

pagetop