空の彼方へ
「許さないから…絶対許さないから!!」


そう言いティーラは弓を引き、勢いよく矢を放つ。


「な?!」


油断していたのかその女にティーラの攻撃は命中した。


「くらえ!!」


ブロークが自分の蹴りで彼女を崖からつき落とした。


「ギャァァァ!」


彼女は悲鳴を上げながら、まっ逆さまに落ちていった。

「…アモールは何を考えてるんだ?」


「なんなの?本当に…」


ブロークとティーラは崖を見ながら言う。









「く…っ」


崖の下でよろよろと歩いている女は崖の上を見ながら言った。


「許さんぞ…アモール様の望みを壊すことなぞ……それと女神の能力(ちから)を持つあの女…絶対生かしておかぬ…」




女は傷ついた自分の体を押さえながらアモールの元へと帰っていった。


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