空の彼方へ
「リァリィ…」
そうするとリァリィは近くの木につかまりながら何としても立とうをする。
「リァリィ…無理すんな……行こう…」
レストは仲間を見る。
「行こう、まだやり方はあるはずだ…」
「そうだ、レスト」
「そうこなくっちゃ!」
チェールとアミストは同時に頷いた。
「しっかしアモールの手下は黒い服の女しかいないのか?」
歩きはじめて早速チェールが言う。
「言われてみると…そうだな」
レストはリァリィを支えて歩きながら言った。
「そうなのか?」
「あ、そっか、ブロークはまだふたりしか見てないもんね、そうなんだよ、私達が過去に戦ってきたアモールの手下はみんな黒い服を着た女なの」