空の彼方へ
すると突然リァリィがバランスを崩し、倒れそうになる。
「大丈夫か?リァリィ」
リァリィの言葉にリァリィは頷く。
その時…
「…!」
「リァリィ!」
「女神…ソフィーをもらう…」
リァリィは全身黒いマントで身を包んだ男に引き寄せられた。
20代前半だろうか、黒くて長い前髪に鋭いグレーの瞳の男だ。
「ソフィーをもらうぞ!」
「駄目だ!リァリィは渡さない!」
レストは男に攻撃した。
「ぐ…」
男は思わずリァリィを離す。
「おのれ!…次こそは…ソフィーを…」
男はそのまま姿を消してしまった。
「なんだ?今の…」
レストはリァリィをゆっくりと立たせながらつぶやく。