空の彼方へ




すると突然リァリィがバランスを崩し、倒れそうになる。


「大丈夫か?リァリィ」


リァリィの言葉にリァリィは頷く。



その時…


「…!」


「リァリィ!」


「女神…ソフィーをもらう…」


リァリィは全身黒いマントで身を包んだ男に引き寄せられた。


20代前半だろうか、黒くて長い前髪に鋭いグレーの瞳の男だ。


「ソフィーをもらうぞ!」


「駄目だ!リァリィは渡さない!」


レストは男に攻撃した。



「ぐ…」


男は思わずリァリィを離す。


「おのれ!…次こそは…ソフィーを…」


男はそのまま姿を消してしまった。



「なんだ?今の…」



レストはリァリィをゆっくりと立たせながらつぶやく。

< 40 / 187 >

この作品をシェア

pagetop