空の彼方へ

はぐれ





レスト達は崖の上を歩いていた。


「しっかしさっきの男は何なんだ?ソフィーって…」


チェールが呟いているとブロークが言う。


「リァリィが……その男が言ってるソフィーに似てる…とか?」


「だとしてもどうして…」


その途端、凄い突風がレスト達を襲った。


「うわ!」


「きゃあ!」


視界がよく見えない…。


その場に立っていることだけでも精一杯だ。




するとその時、岩が崩れ、リァリィが崖の下へと落ちて行く。


「リァリィ!!」


レストはリァリィの方へと手を伸ばした。


しかし届かず、リァリィは手を伸ばしながら落ちて行った。



「リァリィィィィ!!」



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