空の彼方へ
「そうか……俺はディナス・フォーティスだ、安心しろ、私はお前を殺す気はない…」



「………」


その言葉にリァリィは安心したようだ、彼女は肩の力を抜いた。


「リァリィと言ったか…もしかして…能力(ちから)を奪われたのか?」


リァリィは少し驚いた顔をし、頷く。


「…そうか…ではまず仲間の元へと戻ろう」


ディナスはリァリィを抱き上げ、歩き出した。







「すまん…俺が言っているソフィーというのは…お前達が甦らせようとしているルーンベルトだ、あいつは…ソフィー・ルーンベルトと言って…俺の愛人だった…」


「……!!」


ディナスの言葉にリァリィは驚き、彼を見た。



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