空の彼方へ
―ルーンベルトの能力(ちから)を持つ少女リァリィよ…今、空へと旅立つ時がきた…―


「?……あなたは…誰ですか?」


―我が名はルーンベルト…私は今天空の祭壇にいる…―


「天空の祭壇?」


―ええ…そなたがそこへ行き、私を甦らせればアモールが消滅し、世界も…救われ…る…―


その声は空へと消えてしまった。


「私……女神なの?…」


少女はレストを見る。


「まぁ…簡単に言えばルーンベルトという女神を甦らせればいいんだな…とお前の名前…聞いてなかったな」


「私?私はリァリィ、よろしく」


「ああ、俺はレスト・ホールス、よろしくな」


ふたりはこうして旅立つことを決意した。


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