空の彼方へ
辺りは暗くなっていた。


「今日はもう休まない?」


アミストがレストに言う。


「そうだな」




夜、皆寝静まった頃…



「ディナスさん…?」


リァリィはディナスの部屋のドアを静かに開けた。




「ん?どうした?」


マントの下のワイシャツのボタンを全部開けたディナスはとても大人っぽい


「…ディナス…ルーンベルトのこと…よく教えて…」


「ああ…」



ディナスは静かに語りはじめた。
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