空の彼方へ
すると突然ふたりの目の前に一匹の魔物が現れた。
「!!」
「グルル…」
「あ…」
リァリィが杖を出すと。
「レスト?」
「これくらい、俺ひとりで倒せるよ」
レストは剣を引き抜き、魔物と戦った。
彼の言ったとおり、魔物との決着はすぐについた。
「すごいわ…」
「だろ?」
レストは笑う。
「ふふ…」
「じゃ、行こうか」
「ええ、でもこの魔物、ほっといて行くと可哀想よ…せめて埋葬でもしてあげましょ」
「え?」