空の彼方へ
ジーナはニカッと笑い、リァリィに顔を近付けた。



どこから見ても元気のいい少女にしか見えないジーナは近くの大きな石にあぐらをかいて座った。



「私の仲間がアモールに連れて行かれたの…私が連れて行かれそうになったのをかばって…私はルーンベルトの娘だって言って…今だってアモールに何されてるか分からない…」


「ふーん、でもなんでお前は連れて行かれそうになったんだ?」


「私…ルーンベルトの能力(ちから)を持っているみたい…」

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