冬恋
『何認めてんねん、社交辞令や』

「それでもいいもん」


『それに…俺忘れられへん奴おんねん』
静かに間宮君が言った


『誰や?前の学校の奴とかか?』


『うん…違うよ…ずっとずっと昔の初恋…かな?』


『そうか、その子には、会ってないんか?』


『うん…どこにいるか…』
って私の事をチラッと見て言った

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