冬恋
『ほんまに…覚えてないんか?』

「ううん…」
首を振る

『じゃあ…』

「最初に間宮君にぶつかった時に…もしかして…って」

『俺も…あん時にもしかして、って思っておれが行く学校の制服着とったし、又会えるって…』


「でも…まさかって違うって思ってたの」


『何で、そんなん…』


「やって…今更やんか…』


『今更なんか…?』
悲しそうに私を見る


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