冬恋
「そうだね…」
それでも、やっぱり…

『大丈夫やって、行ってみたら?』

「行ってみたらって」

『アホ…ほんまは、俺行って欲しないんやで…やけど、このままじゃ前に進まへんやん…』


「うん…ごめんね」

『謝るなや…余計空しなるやん』

「…」

『で、Xmasの日来てなかったら…会えんかったら』

「ん…」


『俺んとこ…来いや…』

「えっ?でも…そんな…」

『ええから…それでもええから、そん時は俺が側に…側におったるから』
「朔弥」

『やから、頑張って行って来い』

私は、頷くしか出来なかった

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