お箸付けますか?
「ごめんごめん。アユミ〜遅くなって〜。」
3人の方へ近づき声をかける。
「誰だ!てめえ?」
背の高い方の男が振り返り、鋭い目で俺を睨みながらドスを効かす。
背の低い方の奴もゆっくりとこっちを向く。
「せ…先輩!この女性知り合いなんですか?」
「馬鹿!静かにしろ!適当に言ったんだよ。これでこのモテない人達が立ち去るかもしんないだろ?」
「あっ!そうか。」
俺の背中にすっぽり隠れてるメガネ君と小声で話す。
「何、ゴニョゴニョ喋ってんだよ!オマエらに用はねーよ。どっか行け!」
そう言い放ち、地面に唾を吐き捨てシッシッと手で追い返す。
そうしてイカツイお二方は、何事も無かったかのように女性の方へ振り返る。