仮面王子
どうしよう‥
苺に電話してもまだライブ中だよね?!
てか、何も言わずに出てきちゃったよ
ガシッ──
「は?」
「ねぇっ、君、暇なの?」
振り向くと、そこにはニヤニヤした男達が約2名。
「っ‥なんですか?」
「君可愛いね?良かったら遊ばない?」
「すみません忙しいんで‥」
私は男達の手を振り払おうとしたんだけど、離してくれそうにない男達。
私はキッと男達を睨み付け
「離してっ」
私なりに怖く言ったつもりだったんだけど逆効果だったみたいで‥
「やっべ‥
すっげ可愛いんですけど」
「持ち帰ろうぜ」
はぁ?!
あり得ないでしょ。
「いや、あり得ないですから。私帰ります」
泣きたい‥
どうしよう‥?