仮面王子
「‥‥‥‥え?」
うそでしょ?
今、何時?!
思わず時計を確認してしまう私。
よし、ちゃんと5時だ。
「はよ」
何で私がこんなに驚いているのかというと‥
「‥‥おはよう」
蕾斗が起きてるんです!!
あの低血圧な蕾斗がこんな時間にっ‥‥
信じらんない‥
思わず無愛想に挨拶しちゃったし。
って、私はまだ許すつもりはないんだからねっ!!
もう一度、私の中の弱い自分に念を押し、キッチンで何かしている蕾斗を放って私はリビングに行きテレビをつけた。