仮面王子
メールを開いてみると全て知らないアドレスからだった。
「‥‥‥なにこれ‥」
そして、メールの内容を読んで絶句した。
「どうした?」
そんな私を心配そうに見つめる蕾斗。
心配かけちゃダメだ‥
「なんでもないよ?
そろそろ帰ろっか?」
なんか、無理やりな感じだったけど蕾斗は多分気付いてないだろう‥。
それにしても‥、
なに??
このメール‥
蕾斗が呼んだタクシーの中でもずっとメールの内容が頭の中を駆け巡っていた。