仮面王子

“サイト”の事は葵衣に聞いてもきっと教えてくれないだろうと考えた私は、葵衣がデートに行くであろう放課後に苺を呼び出した。



「姫、ホントに仙石屋のパフェ奢ってくれるっ?」


「ほんとほんと‥

ただし‥‥」



きっと今回の迷惑メールにはその“サイト”が絡んでると考えた私は、Raitoファンの苺にそのサイトを探すように頼んだ。

仙石屋のパフェは痛いんだけど‥



「任せなさいっ♪」


「良かった」



苺の了解を取った私は早速ネカフェに直行した。




< 83 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop