『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
そして…次の日の朝。


Memory社の社長室。



巨大なコンピューターのキーボードを必死に操作しながら、茂や他の人の記憶を読み、頭を抱える神道。


そして、神道は叫んだ。


神道『何なんだこれは』


神道『ハッキングされている見たいだが、ハッキング元が38,000件』


神道『どいつだ一体何がどうなったって言うんだ』


神道『どのハッキング元があのガキのパソコンなんだ』


必死に茂の記憶を読もうとする神道。


しかし、神道が読むこの時の茂は真っ暗で、何も見えず、何も聴こえない。


神道『しかも、あのガキはずっと、寝たままじゃ無いか』


神道『それに、このハッキング元のパソコンの多くは、一般人のパソコン』


神道『どうなってるんだ一般人がハッキングなんて…そんなに出来る訳が…』

神道『クッソまるであのガキが38,000人に増えた様だ』


神道『あのガキが38,000台のパソコンを一人で操れる訳が無い』


神道『しかも、世界各国バラバラに…』



茂が12歳の時の回想シーンが終わる。
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