『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
茂『そして、Shellingはその無数のパソコン達とMemory社のコンピューターでMemory社の…いや、神道の研究の“全て”をShelling自身のパソコンにそのままコピーしたんだ』


茂『そして、その情報を元に、俺に伝えた物を、俺は“薬”っと言う形にして、作り、物理的に存在する俺の中の“チップ”を消し去る事に成功したんだ』


滝沢『ちょ、ちょっと待ってよ』


滝沢『今ので、大まかな作戦は分かったけど、Shellingはどうやって、Memory社のデータや情報、それにこの作戦自体を、君に伝えたの?』


茂『だから、さっきの話しにも出てただろ?』


茂『俺の“目”も“耳”も使わずに伝えたって』


滝沢『だから、その“目も耳も使わない方法”って何なんだよ』


滝沢『それが分からないから聞いてるんだよ』


茂『まだ分からないの?』

すると茂が自分の机の引き出しから、分厚い紙の束を取出した。


その紙を滝沢に渡し、こう言った。


茂『これだよ』


滝沢は茂から渡された分厚い紙の束に目を向けた。
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