『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
第4章『520円の思い出』
ビアガーデンの階段を上がり、屋上に客席が6席、その一番端の席に一人の女性が、ビールジョッキのビールを飲んでいた。


蘭『あリンちゃんだ』

滝沢『やっぱりここに居たか』


蘭『凄いね滝沢君一発で居場所当てるなんて』

二人はリンの元へ歩く。


蘭『リ〜ンちゃん』



リン『あれ?蘭じゃない何やってるの?こんな所で…それに今日は平日じゃない、仕事は?』



蘭『仕事?…え〜っと…仕事は今日は休みなのよ』



滝沢が蘭の耳元で小声で話す。



滝沢『何で嘘ついたの?』
蘭『いや、何故か咄嗟に…』


リン『でも珍しいわね、蘭が昼間っから酒飲むなんて今ひそひそ話をしてた彼の影響かな(笑)』



蘭『いや…彼氏じゃ無くて…』
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