『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
滝沢『おい』
滝沢『俺がMemory社に行くのは良いけど、リン達までMemory社に行かせるのには、俺は反対だ』
茂『大丈夫だよ、俺は彼女達に強制はしない。』
茂『むしろ、彼女達の方が“勝手に”ついて来るんだから。』
滝沢『リン達が勝手に?…』
滝沢『何で、そんな事が言い切れるんだ?』
茂『言ったろう?…俺は、一度会えば対外の奴の考えが“計算出来る”って』
滝沢『確かにそうかも知れないけど、君はまだ一回もリン達に“会ってない”じゃ無いか』
すると、その質問に、薄ら笑いを浮かべながら茂は言った。
茂『フッ…俺のダチをナメるなよ』
滝沢『茂の友達?…』
滝沢『“Shelling”か』
茂『あぁ、そうだ』
茂『“Shelling”は一度、世界中の全ての人間の記憶を、新道のコンピューターからコピーしたんだ…』
茂『その中には当然、君や、君の彼女達も含まれている。』
滝沢『確かにそうかも知れないけど…』
滝沢『でも、それって10年も前だろう?』
滝沢『いくらShellingが世界中の人の記憶を見れたとしても、その頃はまだ、俺とリンは出会ってすら居ないんだよ』
茂『確かにな…』
茂『でも…そんな不可能を可能にしちまう程の奴だったんだよ、Shellingは。』
滝沢『………』
茂『だから言ったろう?
アイツは、“神”にも等しい力を手にしたって…』
茂『アイツは…Shellingは、俺達“人間”では到底無し得ない程の計算力で、未来を“予知”してみせたんだよ。』
滝沢『俺がMemory社に行くのは良いけど、リン達までMemory社に行かせるのには、俺は反対だ』
茂『大丈夫だよ、俺は彼女達に強制はしない。』
茂『むしろ、彼女達の方が“勝手に”ついて来るんだから。』
滝沢『リン達が勝手に?…』
滝沢『何で、そんな事が言い切れるんだ?』
茂『言ったろう?…俺は、一度会えば対外の奴の考えが“計算出来る”って』
滝沢『確かにそうかも知れないけど、君はまだ一回もリン達に“会ってない”じゃ無いか』
すると、その質問に、薄ら笑いを浮かべながら茂は言った。
茂『フッ…俺のダチをナメるなよ』
滝沢『茂の友達?…』
滝沢『“Shelling”か』
茂『あぁ、そうだ』
茂『“Shelling”は一度、世界中の全ての人間の記憶を、新道のコンピューターからコピーしたんだ…』
茂『その中には当然、君や、君の彼女達も含まれている。』
滝沢『確かにそうかも知れないけど…』
滝沢『でも、それって10年も前だろう?』
滝沢『いくらShellingが世界中の人の記憶を見れたとしても、その頃はまだ、俺とリンは出会ってすら居ないんだよ』
茂『確かにな…』
茂『でも…そんな不可能を可能にしちまう程の奴だったんだよ、Shellingは。』
滝沢『………』
茂『だから言ったろう?
アイツは、“神”にも等しい力を手にしたって…』
茂『アイツは…Shellingは、俺達“人間”では到底無し得ない程の計算力で、未来を“予知”してみせたんだよ。』