『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
エピローグ
老人の姿をしたロブは、世界中の人々の記憶を元に戻し終わると、再び光り輝き、人の形から一粒の光の球体に戻り、眩しい位の光と共に滝沢達の前から空へ向かい、飛び去って行った。
その余りにも神秘的な光景を見つめて居た滝沢達。
そして、茂がこう言った。
茂『あ〜ぁ。』
滝沢『どうしたんだ?浮かない顔をして。』
茂『いや、別に大した事じゃ無いけどさぁ、何か、神道の奴のお陰で“酷いめ”にあったなぁ〜ってさ…』
滝沢『でも…俺は神道を憎めないなぁ。』
滝沢『神道のオッサンは確かにやり方は間違ってたかも知れないけど、目指す物は間違って無いと思うし。』
滝沢『それに…』
茂『それに?』
滝沢『やっぱ、良いや』
滝沢(それに、神道のオッサン、最後は何か、“優しい表情”だった気がしたんだ。)
滝沢(でも、その優しい表情の裏に“悲しみ”と“喜び”もあった気がした…。)
茂『でも、やっぱり、一発位は、ぶん殴ってやりたかったなぁ』
茂『あいつのお陰で俺の貴重な青春時代が全部パーだぜ?』
茂『流石に失った時間は戻って来る訳じゃ無ぇし…』
すると、そんな茂の言葉に対し、リンがこう言った。
リン『別に、良いじゃ無いですか』
茂『ちょっと“良い”って何が…』
茂『人事だと思って』
茂が怒った表情で返すと、リンは素直に謝った。
リン『ごめんなさい。…そんなつもりじゃ…』
リン『ただ…』
茂『ただ?』
リン『ただ、失った時間は戻って来ないかも知れないけど、私達はこれかの未来が有るじゃない。』
リン『私は、いつまでも後ろばかり振り返っても、前には進めないと思うの』
リン『それとね、私達カウンセラーの中で有名な“魔法の呪文”が有るの』
茂『“魔法の呪文”?』
その余りにも神秘的な光景を見つめて居た滝沢達。
そして、茂がこう言った。
茂『あ〜ぁ。』
滝沢『どうしたんだ?浮かない顔をして。』
茂『いや、別に大した事じゃ無いけどさぁ、何か、神道の奴のお陰で“酷いめ”にあったなぁ〜ってさ…』
滝沢『でも…俺は神道を憎めないなぁ。』
滝沢『神道のオッサンは確かにやり方は間違ってたかも知れないけど、目指す物は間違って無いと思うし。』
滝沢『それに…』
茂『それに?』
滝沢『やっぱ、良いや』
滝沢(それに、神道のオッサン、最後は何か、“優しい表情”だった気がしたんだ。)
滝沢(でも、その優しい表情の裏に“悲しみ”と“喜び”もあった気がした…。)
茂『でも、やっぱり、一発位は、ぶん殴ってやりたかったなぁ』
茂『あいつのお陰で俺の貴重な青春時代が全部パーだぜ?』
茂『流石に失った時間は戻って来る訳じゃ無ぇし…』
すると、そんな茂の言葉に対し、リンがこう言った。
リン『別に、良いじゃ無いですか』
茂『ちょっと“良い”って何が…』
茂『人事だと思って』
茂が怒った表情で返すと、リンは素直に謝った。
リン『ごめんなさい。…そんなつもりじゃ…』
リン『ただ…』
茂『ただ?』
リン『ただ、失った時間は戻って来ないかも知れないけど、私達はこれかの未来が有るじゃない。』
リン『私は、いつまでも後ろばかり振り返っても、前には進めないと思うの』
リン『それとね、私達カウンセラーの中で有名な“魔法の呪文”が有るの』
茂『“魔法の呪文”?』