『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
リン『でも、新道さんの記憶を操る能力って、単に記憶を“消してる”だけよね?それだけで本当に人を支配出来るモノなの?』


新道『いや、私の能力が本当に記憶を“消すだけ”の能力だと思って居るのかね?』


リン&雪華『?…』


新道『私の能力は大きく別けて5つ有る。』


新道『1つ目は、記憶を消す、もしくは一度消した記憶を元に戻す。』


新道『2つ目は、私は私自身のクローンと、リアルタイムで保存と更新される私自身の記憶のデータのバックアップを用いて造る、不死身の体。』


新道『3つ目は、君達皆の記憶の中身を何時でも私は見ることが出来る、リアルタイムでも、過去の記憶でもだ』


新道『4つ目は、私自身が無限の記憶の保存が出来る、つまり、さっきの3つ目とこの4つ目の能力だけで、今、誰が、誰と、何処で、何をしているかが、分かる更には、特定の人物を調べる時も、本人の記憶プラスその周囲の人間の記憶からも情報を得る事が出来る。』


新道『そして最後に5つ目、それは、新しい記憶を、私が作り、その記憶を他人に送り込む能力だ』


静まり返る滝沢達。


新道『私の能力、計画、すべてを君に話したのは他でも無い君にも協力してもらいたいからだよ…さぁ聞こう、君の返事を…』
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