『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
リンが新道に向かって話す。
リン『どうせ、また滝沢君の記憶を消すんでしょ』
リン『確かに、今でも、前の滝沢君の記憶は覚えて無いけど、滝沢君の優しさや、滝沢君の手の温もりは、消えない』
リン『だから、何度記憶を消されても、また一からのスタートだとしても、私は全然怖くない貴方の記憶技術なんかには負けない』
滝沢(リン………)
滝沢の記憶、一瞬の回想シーン。
昨日の病院の外でのリンの言葉を思い出す滝沢。
滝沢『ねぇ、リン…何でさっき志穂さんに俺の事“彼氏”って紹介してくれたの?リンの記憶はまだ戻って無いんでしょ?』
リン『良いんだよ…別に…記憶なんて無くたって』
滝沢『え?』
リン『もし… “もしも”だけど、このまま私の記憶や、皆の記憶が戻らなかったとしても、“今までの滝沢君の記憶”を思い出せなかったとしても…私は、“今日からの記憶”だけだとしても、滝沢君の事を好きで居られる気がしたの』
滝沢『…』(リン…)
リン『だってそうでしょ?今までの記憶が無かったとしても、それならそれで良いじゃないまた一からスタートすればそれで、消えた記憶の分を取り戻す位、一杯楽しい思い出を作って行けば良いだけじゃない私、“滝沢君”とならそれが出来ると思うの』
滝沢『……』
リン『やっぱ、変かなぁ私…私の記憶の中では、滝沢君と会うのは今日が初めてなのに…』
滝沢『………』
リン『やっぱ、変だよねゴメン、今のは忘れて』
滝沢『変なんかじゃ無いよ…その言葉が聞けて、スッゲ〜嬉しい』
滝沢『…でも…』
リン『でも?』
リン『どうせ、また滝沢君の記憶を消すんでしょ』
リン『確かに、今でも、前の滝沢君の記憶は覚えて無いけど、滝沢君の優しさや、滝沢君の手の温もりは、消えない』
リン『だから、何度記憶を消されても、また一からのスタートだとしても、私は全然怖くない貴方の記憶技術なんかには負けない』
滝沢(リン………)
滝沢の記憶、一瞬の回想シーン。
昨日の病院の外でのリンの言葉を思い出す滝沢。
滝沢『ねぇ、リン…何でさっき志穂さんに俺の事“彼氏”って紹介してくれたの?リンの記憶はまだ戻って無いんでしょ?』
リン『良いんだよ…別に…記憶なんて無くたって』
滝沢『え?』
リン『もし… “もしも”だけど、このまま私の記憶や、皆の記憶が戻らなかったとしても、“今までの滝沢君の記憶”を思い出せなかったとしても…私は、“今日からの記憶”だけだとしても、滝沢君の事を好きで居られる気がしたの』
滝沢『…』(リン…)
リン『だってそうでしょ?今までの記憶が無かったとしても、それならそれで良いじゃないまた一からスタートすればそれで、消えた記憶の分を取り戻す位、一杯楽しい思い出を作って行けば良いだけじゃない私、“滝沢君”とならそれが出来ると思うの』
滝沢『……』
リン『やっぱ、変かなぁ私…私の記憶の中では、滝沢君と会うのは今日が初めてなのに…』
滝沢『………』
リン『やっぱ、変だよねゴメン、今のは忘れて』
滝沢『変なんかじゃ無いよ…その言葉が聞けて、スッゲ〜嬉しい』
滝沢『…でも…』
リン『でも?』