君に秘密の恋
ゴチャゴチャになりつつある頭の中を、必死に整理してみる。


健二に彼女……?


小五でしょ!?


だけど…


信じられない言葉達に、納得出来るハズが無い。


「冗談でしょ?」


「違ぇよ」


「マジ?」


「おう。本気と書いて、マジと読む」


「意味わかんないから……」


健二のつまらない冗談に突っ込みつつ、目眩を覚えてしまう。


六歳も年下の小学生に先を越されたんだから、当たり前なのかもしれないけど…。


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