君に秘密の恋
あたし達は、そのまま健一の家に行く事にした。


「この時間だったら、健二も帰って来てるとは思うんだけど……。もしかしたら、まだ帰ってないかも……」


「健二君がまだだったら、待ってればイイじゃん」


「ありがとう」


「どういたしまして♪」


紫はニコッと微笑んだ後、フフッと笑ってから続けた。


「でも健二君に彼女がいるなんて、ビックリしちゃった!だって、まだ小学生でしょ?」


「まぁね……」


あたしは、ため息混じりに頷いた。


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