君に秘密の恋
「アウトレットモールの雑貨屋のアクセとかだったら、小学生でも買える物がいっぱいあるし!手紙も一緒に渡したら、きっと喜んでくれるよ♪」


紫は、可愛らしい笑顔で話した。


「でも俺、手紙なんて年賀状くらいしか書いた事ないし……」


「健二って、国語苦手なんじゃなかったっけ?」


不安そうな健二に訊くと、彼が小さく頷いた。


「大丈夫だよ!好きな人からの手紙なら、一言だけでもきっと喜んでくれるよ♪」


紫は健二を励ますように、優しい笑みを見せた。


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