恋色模様
私から陽向を抱きしめ、顔をうずめた。

「なんで(笑)?」

「顔……真っ赤だから…」

「かわいいんだから……」

ドサッ

「!?」

音のする方をのぞくと

「奏太くん(笑)?」

「あ゙っ(汗)」

そこには本を拾っている奏太くんがいた。

「どうしたの?」

「いや!!本のかたずけしてて……あっ!!!俺見てないし、何も聞いたりしてないんで!!でわ!!!」

奏太くんは嵐のように去っていった。
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