恋色模様

二重人格な女の子

「麗さんはそんな練習してるんだ……」

メモをとる奏太くん。

「参考になります!!」

今カフェでお茶してます!

「奏太くんはいつからサックスやってるの?」

「小学四年です!!麗さんは?」

「私は幼稚園からかな…?」

アイスコーヒーの氷をかき混ぜる。

「そんな小さいときから!?尊敬しますわー!!!」

「──…たぁ……─…なたぁー」


「なにか、外から聞こえない?」


私は外に耳を傾ける。

「奏太ぁ!!!」

「げっ!!姫華!!」

姫華…?

………あぁ!!謙の妹ちゃんだ!!
< 31 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop