恋色模様
溢れ出した行き場のない愛、

小さな愛と小さなケンカ

「それでわお嬢様」

そう言うと車のドアが開く。

「「いってらっしゃいませ」」

「いってきます」

カバンをもって、昇降口までのレッドカーペットをあるく。

「れーいっ!!おっはよ!!」

「彩愛、おはよ」

「麗さ、レポートやってきた?」

「うん、彩愛まさか…またやってないの〜?」

「そのまさかのまさかです…」

「うわーっ!!だっせぇ!!またやってねぇの?彩愛」

その声の主は、託也だった。

「たぁ〜くぅ〜やぁ〜(怒)」

「ははっ」

「そう言う託也はやってきたのですかぁ?」

「彩愛と一緒にすんな(笑)」

託也は彩愛のおでこをつんとやった。

「ひっどーっ」
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