恋色模様
「ねぇ、ねぇ陽向ぁ」
「なに?麗」
「陽向は聖奈が謙の事好きってしってたの?」
「ん〜。しってたよ」
「しってたんだ……」
だから陽向はそんなに驚いてないのね…。
「よかったね!聖奈♪」
「うわぁ〜ん、れーいーっ!!」
聖奈は私に抱きつく。
私たちがわきゃわきゃやっていると…
「だから私は託也のそうゆうとこがやなんだよっ!!!」
遠くから彩愛の叫び声が聞こえた。
彩愛は泣きながら、教室を出て行った。
「まって!!彩愛!!」
聖奈と謙は彩愛を追いかけた。