恋色模様
「麗の…紅い唇も、細い指も、白い肌も……すべて…壊したい…」

「陽向…?おかしいよ…やめてんっ!!」

無理矢理、陽向がキスをする。

「やめっ…ひなたぁっ!!」

そっとスカートに手を忍ばせる。

その瞬間、力が抜けた。

ガマンしてた涙も流れた。

「ひな…っ」

私が陽向の名前を呼ぼうとしたときに、私の頬に水が落ちた。
そう、陽向の涙。


「ごめん」


陽向は私の目の上に手を添えた。

そのまま眠りについた。


そして……

光輝の夢みたの。

あの時が、

あの瞬間が、

あのすべてが私の頭の中でグルグル回る。
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