恋色模様
真実を知ってしまった心の中は、

親友の助け

東京で一番仲がよかった笹山 椎奈に電話をした。

『れーーいっ!久しぶりぃ!!!元気?急にどうしたの?』

「椎奈……わたしっ…」

『……麗?』



私と椎奈は会うことになった。

「お母さん、今日東京戻る」

「そう」

「椎奈と会ってくる」

それ以上お母さんは私に返事をしなくなった。


……しばらく椎奈の家に泊めてもらおう。

そう思った。



東京――
待ち合わせした、いつもおしゃべりしていたカフェで

「あの…もしかして麗?」

としゃべりかけられ、振り返ると、

「椎奈…」

「ひさしぶりーっ!」
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