恋色模様
「麗は陽向くんとどうしたいの?この先もずっと一緒にいたいの?」

私はうなずいた。

一緒にいたい。

素直にそう思えたから。

「それは、恋人として?友達として?」

ドキン…

「それは、っ」

「麗は、さっきのあたしの質問に早くうなずいてくれた。その時どうしてうなずけた?どういう気持ちでうなずいた?」

どういう気持ち…。

私の口から



「ともだち…」


と、出た。

無意識に。

きっと別れてからのあの気持ちはすべて恋人じゃなく、

友達としてだったんだね。

「じゃあもうくよくよする必要ない!また前みたいに仲良くしたいって言えばいいんじゃない?麗は昔からそうゆう時テンパるよね(笑)」
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