恋色模様
仲直りとカノン
「麗…元気?」
「まぁ…まあかな」
今日は聖奈とカフェにきていた。
「陽向の事、まだ引きずってるの?」
「………」
私はうなずいた。
「こんなこと言うのもアレだけど……陽向は、もうここにはいないんだよ?
3ヶ月たって…みんなもやっといつもみたいになった。
麗…彩愛も麗に言ったこと謝りたいって、みんなで仲良くしよ?」
なんて言い返せばわからなかった。
とりあえずうなずいた。
さっき私はなにも言えなかったのだろう。
「よし!いくよ」
「えっ!?」
聖奈は私の腕を引っ張ってお店をでると
「よう!」
「久しぶり」
託也は彩愛の背中をつつく。
「…麗ごめんなさい…麗は…何も悪くないに」
「あたしこそ!…ごめん…」
そうして私と彩愛は仲直りした。
それからはみんな毎日いつも通り毎日はすすんでいった。
気づけば、学年が一つあがっていた。