メモリー
あたしは小さくポツリとつぶやいた。
『あたしは…もっと生きたいんだよ…。』
神様。
あたしには生きることさえ許されないんですか??
「笑…あなたはいつの間にか生きる希望を見つけていたのね。前は"生きたい"なんて言わなかったのに…。」
そうだよ。
せっかく生きる希望を見つけたのに、あたしはまた手放さなければいけないの??
そんなの嫌だ。
手放したくなんかない。
『先生。どんな方法でもいい。治る方法はないんですか??』