メモリー
『で、こんな時間にどうした??』
俺は本題に突入することにした。
本当はこのまま他愛のない話をしていたいけど、夏とはいえもう夜。
笑に風邪をひかせるわけにはいかない。
しかしその途端笑は顔をこわばらせた。
『どうした??』
俺、何か変なこと言ってしまっただろうか。
いや、でも笑はこの話をしに俺を呼んだんだ。
だからさっきは間違ったことはいってないはず。
あ、もしかして笑は他愛のない話をしたかっただけとか??
俺は若干パニックになる。