メモリー
しかし、笑の話は予想をはるかに越えたものだった。
「あのね…、あたし…。あと3ヶ月しか生きれないんだって…。」
頭をハンマーでくらったような衝撃だった。
あと3ヶ月…!?
笑が…!?
俺は一瞬足がクラッとしたがなんとか持ちこたえた。
笑をみると微かに震えてる。
そうだ…。
俺よりも笑の方がずっと辛くて怖いんだ。
笑が俺に打ち明けたのは一緒に悲しむためなんかじゃない。
俺が笑を支えてやらなくっちゃいけないんだ。