メモリー
笑は一瞬ポカンとしていたが、すぐにフフッと笑うと
「そっか。じゃ今あたしは強くなるための試練を受けてるんだね。」
と言った。
いつの間にか笑の涙は止まっている。
笑…。
お前は本当に強いよ。
「じゃ、もう遅いし帰ろっか。」
辺りはもう真っ暗だ。
『そうだな。』
俺がそう言うと笑は、手をふって俺と反対方向にあるきだした。
俺も自分の家に帰ろうと笑から背をむけようとした。
その時だった。
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