メモリー


『よし。じゃあ出店回ろっか。』


あたしたちはそう言って歩き始めた。



綿飴に焼きそばにリンゴアメ。


金魚すくいにヨーヨーつり。


これぞ縁日って感じのお店がいっぱい並んでる。


そんななか、あたしが目をつけたのは射的だった。



『ねぇ隼人。射的やりたい!!』


あたしは隼人の服の裾を引っ張って呼び止める。


「よし。じゃあやってみるか。」


隼人は快くOKしてくれた。



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