メモリー

――ピュン


またハズレ。


もう一回。


――ピュン


ハズレ。






隼人はしばらくそれを繰り返してた。



もうどれくらいの時間がたったんだろう。


隼人はまだ一生懸命になってかんざしを狙っている。



隼人…。


あたしのため??


あたしがかんざし欲しいっていったから??


あたしのその一言でこんなに頑張ってくれてるの??


だとしたらすっごく嬉しい。




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