メモリー
「笑ちゃん!!急いで!!」
青木さんにまた声をかけられた。
名残惜しいけど…
そろそろいかなくっちゃ。
『じゃあ、またね!!』
あたしはあえて「さようなら」じゃなくて「またね」と言った。
信じてるから。
また絶対会えるって。
「おう。またな。」
隼人も同じように返してくれた。
『あ、そうだ。はい。』
あたしは遺書をわたした。
死なないって信じてるけど…
もしもの時のために自分でわたしたかったんだ。