メモリー
眠り
俺は、崩れ落ちた後、この場からずっと動けないでいた。
結構な時間、この場にいた気がする。
しばらくぼーっとしていたら、アナウンスが流れた。
「面会時間が終わりましたので、面会をしている人はお帰りください。」
チラッと時計をみると、もう9時を回っていた。
笑が手術を受けにいった時間は2時。
もう7時間もたってる。
そんな長い間、俺はここにしゃがみこんでいたらしい。
それか、もしかしたら寝ていたのかもしれない。
俺はいつまでもここにいるわけにはいかないので、重たい腰をあげると病室を出て行った。