メモリー
きっと笑はいつも通り生きていて…
病室にいったら、いつものように
「あ、隼人。来てくれたんだ。」
って微笑んでくれるに違いない。
本当はこんなの現実逃避であるとわかってる。
けど、笑がいなくなったというのは、どうしても受け入れられなくって…。
俺はこんな無謀な願いをもって病室に駆け込んだ。
『笑!!』
俺は早く悪夢から目が覚めて欲しい。
そんな願いで勢いよく扉をあけた。
そして俺の目に飛び込んできたのは―――。