メモリー
03:告白
――あれは、二年に進級する前の春休みのことだった。
★★★
「笑、凄いじゃ~ん」
あたしは今、陸上の郡大会に着ている。
そこであたしは
100メートル、13.7という記録をだし、県大会出場が決まったのだ。
あたしは嬉しくて嬉しくって。
お母さんがいる病院まで急いだ。
…なぜ、お母さんが病院にいるかというと。
別に、お母さんが病院に勤めてるってわけじゃない。
実はあたし、病気もちなんだ。
だから、小さいころから病院に検査通いしてるの。
それで、ついこの間検査をしたから、
郡大会で病院にいけないあたしの変わりに、お母さんが検査の結果を聞きにいってるってわけ。