メモリー


『それじゃあ…、仕方ないですね。残念だけど、出場は辞めます。』

「笑…。」


お母さんが何か言いたそうな顔をしている。



けれど、あたしは気づかないふりをした。


だって…、お母さんもこうすることを望んでるんでしょ??



『それじゃあ、あたし学校に戻らなくちゃダメなんで、失礼します。』



< 42 / 339 >

この作品をシェア

pagetop