メモリー

気持ち


★隼人目線★




「あたし、病気なんだ。」



は…??

俺は一瞬言われたことが理解できなかった。


というか、信じたくなかったのかも知れない。



「あたしね、卒業するまで生きれないんだって。」



前田は落ち着いてきたのか、淡々とした口調で話している。


嘘だろ…??


前田が病気だなんて…。


今までそんな素振り、一度も見せなかったじゃないか。



だいたい、なんでそんな淡々とした口調で喋れるんだよ…。



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